ミニバスのMCは、マンツーマンディフェンスの基準に沿って守られているかを確認するマンツーマンコミッショナーです。黄色旗は注意を促す警告で、それだけで試合を止めたり得点を取り消したりするものではありません。赤色旗の処置は、1回目と2回目以降で異なります。
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MCとレフェリーは役割が違う
MCは、ディフェンスのマッチアップや守り方をコートの外から確認します。ファウル、アウトオブバウンズ、得点などを判定するレフェリーとは別の役割です。MC制度はU12だけの制度ではなく、U15のマンツーマンディフェンスにも関わります。
保護者が見るときは、旗の色、赤色旗が何回目か、レフェリーとコーチへの説明が行われたかを分けて確認すると、処置の意味を理解しやすくなります。旗が見えただけで、直前のシュートが無効だったと判断しないでください。
本記事は、2026年10月1日に確認したJBAのマンツーマンディフェンスの基準規則(2025年12月24日一部改定)に基づきます。大会ごとの運用説明も併せて確認してください。
黄色旗と赤色旗の処置を整理する
| 表示 | 基本的な意味・処置 |
|---|---|
| 黄色旗 | 違反事象への警告。改善されたら旗が下がります。 |
| 1回目の赤色旗 | 警告。マンツーマンペナルティは記録されませんが、原則として相手チームへボール保持が与えられます。 |
| 2回目以降の赤色旗 | コーチにマンツーマンペナルティを記録。原則として相手チームにフリースロー1本とボール保持が与えられます。 |
フリースローを伴うファウルなどが重なった場合は、基準規則の個別の処置を適用します。「赤色旗なら常に同じ場所・同じ順番で再開する」と一括りにはできません。
赤色旗が出てからの流れ
- 規則に定められたゲームクロック停止時やボールコントロールの変化時に、MCがブザーでクルーチーフを呼びます。
- MCが違反内容を伝え、両チームのコーチに簡潔に説明します。
- レフェリーが該当する処置を行い、試合を再開します。
スローインの場所は、ボール保持が変わらなかったケースと、それ以外のケースで異なります。U12では後者の基本的な再開位置はスコアラーズテーブルと反対側のセンターラインの延長線上です。実際の再開位置は、重なったファウルや停止理由も含めてレフェリーの説明を確認してください。
U12ではコーチに3回のマンツーマンペナルティが記録された場合に失格退場となります。1回目の赤色旗はペナルティを記録しないため、「赤色旗3回で必ず退場」という数え方も正確ではありません。
ゾーン、ヘルプ、ダブルチームを見分ける視点
守る選手を意識せずエリアだけを守っている状態と、マークマンを意識したうえで行うヘルプは分けて考えます。選手が一時的にゴール付近へ集まったことだけでは、守り方の全体を判断できません。
ダブルチームも「2人で守ればすべて違反」とは限りません。ボールを持つ選手への対応と、ボールを持たない選手への対応では基準が異なります。指導者は、どの選手をマークしていたか、何をきっかけにヘルプへ移ったか、戻る動きがあったかを基準規則と照らし合わせて説明してください。
練習では、判定に異議を唱えるための知識よりも、選手自身がマークマンとボールの両方を意識して動けることを目標にします。分からない場面はプレーの状況を整理し、主催者が指定する確認の方法を使うと話が伝わりやすくなります。
資格・講習と大会前に確認すること
MCを担当したい場合は、所属する都道府県協会や大会主催者の講習・登録案内を確認してください。全国一律の年齢、受講料、合格条件を、このページだけで決めることはできません。審判資格とMCとして担当できる条件も混同しないことが大切です。
- 適用する競技規則とマンツーマン基準の版
- MCの配置、説明を受ける窓口、旗とブザーの運用
- 赤色旗とマンツーマンペナルティの記録方法
- チームへ共有する主催者の大会要項・事前説明
訂正(2026年10月1日):従来の「黄色旗で得点を取り消す」「違反した側のスローインで再開する」という一律の説明を修正しました。MCとレフェリーの役割も分けて記載しています。





